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~消防団、入ってますか?~
みなさん、消防団って組織、ご存じでしょうか?
この組織、消防組織法という法令に基づき組織されているもので、震災や火災などで本職の消防署とともに安全確保や消火活動を行うのです。
私、ryo00010001もこの組織に加入し、かれこれ15年。
良いところ、悪いところ、いろいろと考えさせられる組織だな、と思います。
~良いところ~
・地元のネットワークができること
・永年従事すると、退団時に恩給が付与される
(経験した階級と従事した年数で金額異なる)
・ 地元の地理や水利への認識が深まる
~悪いところ~
・若手不足で退団できない
・活動自体に無駄が多い
・世間的にはあまり良いイメージがないかも
~良いところについて~
「地元のネットワーク」は自営業されている方ならもちろん、経営上のメリットになるでしょうし、サラリーマンでも例えば、以下のようなメリットが考えられるかと思います。
「車が壊れた!」
→○分団の△さん、車屋だから休みでも対応してもらえるかも?
「家の修繕必要になった!」
→○分団の◇さん、工務店だからすぐ見積もり対応してくれるかも?
普段の地元の付き合いが希薄な昨今、このネットワークがあるのは生活するうえでメリットになるかと思いますし、顔のわかる地元付き合いがあるのは生活の上でも安心ではないでしょうか。
「恩給」については、20年従事しても○十万円前後の自治体が多いようです。
多いとみるか、少ないとみるかはともかく、報酬として付与されるのはありがたい。
永年の消防団従事への理解に対する感謝として、家族サービスにあてる団員が多いと聞きます。
「地元の地理、水利に詳しくなる」点については、火災発生時に「どこで発生しているか」「どこから消火用水持ってくるか」経験していく中で、自ずとくわし詳しくなっていく感じです。
~悪いところ~
筆頭は「退団できない」こと。正確には「退団できなくはないが、しにくい」。
若手が入らない中でなかなか、「20年従事したから退団するね♥」とは言い難く、自分の子供は消防団に入れないにも関わらす、「消防団員がいないと地域の防災が~」などと言いだす輩はしっかりいるという、もうなんでもあり状態。
「活動の無駄」については、これも根が深い。
「操法大会」などという、実際火災があった時には役に立たない規律などの美しさで評価されるという摩訶不思議な大会に参加させられたり、「視察旅行」という名のばか騒ぎの旅行があったりと、数えだしたらこれもきりがない。
こんなことに税金使うくらいなら、まだ水道管工事でもされた方が役に立っている気がします。
「消防団のイメージが悪い」については、「詰所で酒飲んで、ピンクコンパニオ呼んでばか騒ぎしているんでしょ」程度のイメージが払拭できていない感じがします。
だから、それを経験している親は自分の息子を消防団に入れない。
今時、そんなことしている分団、ほとんどないですよ(すくなくても私の周りには)。
このご時世、酒飲み以外にもっと楽しいことがたくさんあります!
この闇の部分については、次の機会にて。。。